こんにちは、東京りりっくのうさま(@TokyolyricUsama)です。
本日は、昨年投稿した「【お洒落レコード】部屋に飾りたいおすすめ人気洋楽レコード20選【2024】」の記事が多くの方にご好評いただきました!そこで今回は、2025年にぜひ手に入れたい、現在Amazonで購入可能な洋楽レコードを10枚ピックアップしてご紹介します。
今回も王道の名盤から持っていたらマニア確定の激渋レコードまで一挙に紹介します!
レコードに針を落としていないときも、いつもお部屋のインテリアとしても映えてくれるようなレコードをお探しの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

- 【Amazonで買える】おすすめ洋楽レコード10選!名盤から隠れた名作まで
- 1. Purple Rain | Prince – プリンス
- 2. The Queen Is Dead | The Smiths – ザ・スミス
- 3. Wish | The Cure – ザ・キュアー
- 4. Life After Death | The Notorious B.I.G – ザ・ノートリアス・B.I.G
- 5. Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not | Arctic Monkeys – アークティック・モンキーズ
- 6. Starboy | The Weeknd – ザ・ウィークエンド
- 7. Hoodie SZN | A Boogie Wit Da Hoodie – エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ
- 8. Scorpion | Drake – ドレイク
- 9. The New Abnormal | The Strokes – ザ・ストロークス
- 10. Harry’s House | Harry Styles – ハリー・スタイルズ
- 終わりに
【Amazonで買える】おすすめ洋楽レコード10選!名盤から隠れた名作まで
1. Purple Rain | Prince – プリンス
どんなアルバム?
はじめに紹介するアルバムは、ソウル界の伝説と言っても過言ではないプリンスのアルバム「Purple Rain」です。
このアルバムは、ソウル調がかなり強いですが、ところどころにR&Bやファンクの要素を感じることができ、多様な音楽スタイルの基礎となったプリンスの音楽をこの一枚で楽しむことができます。
また、アルバム全体として、愛についてさまざまな表現で歌われており、プリンスは作詞作曲から楽器の演奏まで全てを一人でこなしているため、プリンスが伝えたい感情そのものを音楽を通して直に感じることが出来ます。
アルバムのタイトル曲ともなっている代表曲の「Purple Rain」は海外雑誌ローリングストーンが選ぶ『歴代最高の500曲』の18位に、また同アルバムに収録されている「When Doves Cry」も37位に選出されていたりと海外のマニアも認める名盤です!
他にもさまざまな賞を軒並みに獲得しているこちらのアルバムは、まだプリンスを聴いたことがない方もぜひ「プリンス入門」として確実に聴いておきたいアルバムです。

おすすめの曲は6曲目に収録されている「When Doves Cry」です。
耳にふっと入ってくる軽やかなテンポのメロディーに合わせてプリンスが歌うエロすぎる愛の表現が心に染みる一曲となっています!
2. The Queen Is Dead | The Smiths – ザ・スミス
どんなアルバム?
続いて紹介するアルバムはイギリスはマンチェスターのロックバンドのザ・スミスより、「The Queen Is Dead」です。
イギリスの名盤と言われれば、ある意味お祭りなオアシスの90年代のロックアルバムを思い浮かべる方がたくさんいらっしゃると思いますが、こちらのザ・スミスのアルバムは、その一歩前の80年代イギリスの過酷なサッチャー政権下で生まれた暗いアルバムです。
2020年に某ウイルスのパンデミックによって世界が暗くなった時に、鬱や苦悩を歌うサウンドクラウド系ラッパー(Lil Uzi, Trippie Redd, Juice WRLD)が流行ったように、1980年代のイギリスでは、いわゆる炭鉱夫の首を切るような政策をしていたサッチャー政権に嫌気がさしていた若者に、ザ・スミスの暗い絶望を歌うような曲が流行りました。(ここら辺のUKのロック史はめちゃくちゃ面白いので、ぜひ調べてみてくださいね。)
そんな歌詞を作り出すのは、ザ・スミスのボーカルでもあり、ローリングストーンが選ぶ『歴史上最も偉大な100人のシンガー』にも選出されているモリッシーです。
このアルバムは、暗くて目も当てられないような絶望をとにかく詩的な歌詞を生み出すモリッシーが失恋、孤独そして死を使いキャッチーに表現していることが魅力的なアルバムです。
また映画「365日のサマー」に登場する主人公の男がThe Smithsの大ファンということもあり、このアルバムに収録されている代表曲「There Is A Light…」を通じて女性と心を通わせていくシーンは印象的でした。(この映画自体は個人的には胸糞が悪くて見てらんなかった)
イギリスのロックを語る上では、絶対欠かせないこの名盤は確実に聞いておきたいアルバムです!

おすすめの曲は「Bigmouth Strikes Again」です。
泣き虫モリッシーが生み出す大メンヘラソング!
3. Wish | The Cure – ザ・キュアー
どんなアルバム?
続いてご紹介するのは、The Cureの大大大名盤の「Wish」です。
皆さんは現代のアーティストに最も影響を与えたバンドはどのバンドだと思いますか?私は今回ご紹介するThe Cureだと思っています。
The Cureが現代のアーティストに与えた影響をここに書き始めると本当にキリがなくなってしまいますが、あなたの知っているビジュアル系のロックバンドなどは元を辿れば大体The Cure(ロバート・スミス)に辿り着くと思います。
The Cureは1980年代前半は、イギリスのコアなロックファンのみが聴くようなアンダーグラウンドのバンドでしたたが、バンドの主軸にずっといるロバート・スミスのメロディックで親しみのある楽曲作りが功を奏してThe Cureは1980年代後半位から徐々に世界的な人気を獲得していきます。
そして生み出されたのが、黄金期とも言える1990年代前半にリリースされたThe Cureのアルバムの中でも特に人気の高い作品の「Wish」というアルバムです。
このアルバムは、パンクに分類がされるアルバムと言われたりしますが、パンクの中でもガチガチしたパンクではなく聞きやすいメロディックなパンクです。
アルバム全体では、イントロの「Open」から幻想的な世界に引き込まれ、代表曲の「Friday I’m In Love」に誘導されるように感情の上がり下りを繰り返しながらアルバムが展開されていきます。そして登場する「Friday I’m In Love」では毎日毎日良い意味でも悪い意味でも好きな人のことを考えてしまうような愛について描いており、聴く人に心地の良い印象と共感を与えます。
これを機にだんだんと暗くなっていくアルバムですが、これはやはりロバート・スミスが感情の上下が激しい男であったからではないでしょうか。
またこのアルバムは、全英ではもちろんチャート1位を獲得していますが、アメリカなどでニルヴァーナなどのグランジロックが流行していたこともあり、全米では2位のチャートを果たし、特に私たちのお父さんお母さん世代にブッ刺さったアルバムです!

おすすめの曲はもちろん「Friday I’m In Love」です!
このアルバムはこの曲のためにある!!!
4. Life After Death | The Notorious B.I.G – ザ・ノートリアス・B.I.G
どんなアルバム?
続いてご紹介するのは、ノートリアス・B.I.G(ビギー)より歴史の中でも最も偉大で伝説的なヒップホップアルバムと言っても過言ではない「Life After Death」です。
このアルバムは日本でよく知られるの西海岸のアルバム(デス・ロウ・レコード系)とは相対する、いわゆる東海岸(アトランタ系)のアルバムです。
このアルバムは、1994年にリリースされた「Ready To Die(死の覚悟はできた)」に続く作品であり、リリース直前に東西の対立により彼が銃殺され命を落とし、その後に「Life After Death(死後も伝説として生きる)」という名でリリースされたためヒップホップ史では伝説的な立ち位置を持つアルバムです。
リリース後は彼の死後ということもあり全米のチャートを一瞬で獲得し、さまざまな賞を獲得しました。
アルバムは、現在のHIPHOPの基礎となる「Hypnotize」のようなゴリゴリのラップから、メロディックなトラックに乗せてラップをする「Mo Money Mo Problems」楽曲までの全てが揃っています。
現在、DrakeとKendrickの対立(ビーフ)が行われていますが、HIPHOPに興味のある方はぜひこの頃の東西のビーフについて勉強をしてみると、今のビーフに対する新たな視点が得られるかもしれませんね!
いずれにせよ、ニューヨーク生まれで東海岸を牽引したビギーの「Life After Death」は現在人気のアトランタ系のラッパー(21Savage, JID, Lil Babyなど)の起源となっていることは間違いないのでぜひ手にとって90年代のヒップヒップの黄金期を体感してみてください!!!

おすすめの曲は「Mo Money Mo Problems」です。
ストリート上がりのビギーの生き様がかっこよく歌われています!
5. Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not | Arctic Monkeys – アークティック・モンキーズ
どんなアルバム?
続いて紹介するのは、イギリスはシェフィールドより商業的な大成功を収めたインターネット系ロックバンド、アークティック・モンキーズの「Whatever People Say I Am , That’s What I’m Not」です!
こちらのアルバムはデビュー作にも関わらず、UKロックの歴史では最も早く最高の売り上げを達成したとも言われているアルバムです。
アークティック・モンキーズはアルバムをリリースする前からアンダーグラウンドではカルト的な人気を誇っていたんですね。
アルバム全体として、とにかくエネルギッシュなリズムで頭を振り続けてしまうようなメロディーが特徴的で、そのメロディーに合わせてボーカルのアレックス・ターナーが人間に対してめちゃくちゃに皮肉を歌うというアルバムとなっています。
今まで紹介した名盤にもあまり刺さらないなぁという曲ももちろんあるのですが、このアルバムはとにかく統一感があり、刺されば全部聞けるというアルバムです。
アルバムの特徴として、静寂と疾走感をうまく使い分けていることが顕著なアルバムで、落ち着くメロディーからいきなりどんちゃん騒ぎに変わったり、その逆があったりと心臓が忙しくなる楽しいアルバムです!

おすすめの曲は「When The Sun Goes Down」です!
このアルバムの特徴である静寂と疾走感を最大限に感じられる忙しい楽曲です。
歌詞もやはり特徴的な大皮肉。堪らないですぅ!
6. Starboy | The Weeknd – ザ・ウィークエンド
どんなアルバム?
続いてご紹介するのは、先日新アルバム「Hurry Up Tomorrow」をリリースしたR&Bの王様ことThe Weekndから「Starboy」です!
このアルバムをリリースする前のThe Weekndは割と暗いビートに乗せてダークネスな薬物や鬱などについて歌うことが多かったのですが、このアルバムは、そんな暗い印象とは打って変わって比較的ポップでエレクトロニックなビートを採用している特徴があります。
The Weekndの転換期とも言えるアルバムではないでしょうか。
The Weekndのアルバムの特徴として、アルバム全体の曲に一貫性があることが挙げられますが、このアルバムではダークなR&Bが主軸となり、後にも語られる様々な名曲が生まれています。
歌詞は前作に引き続き暗めの歌詞ですが、その暗い歌詞というのは前作でのドラックなどに対する言及のようなものではなく、人気になるにつれて訪れる富や名声の裏側に隠れる苦悩、そして欲望や失恋などについて言及しています。
特に印象的な曲は、この曲のイントロでもあり、アルバム名ともなった名曲「Starboy」ですが、この楽曲はフランスEDM界のレジェンドのDaft Punkとのコラボ曲となっていて、Daft Punkにしか出せない2000年代初頭の懐かしいメロディーが特徴的です。

おすすめの曲は「Sidewalks」です!
今流行りのKendrick Lamarとのコラボ曲ですよ^^
7. Hoodie SZN | A Boogie Wit Da Hoodie – エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ
どんなアルバム?
続いてご紹介するのは、今回ご紹介するレコードの中では比較的マイナー枠に入りますが、私は大好きな名盤。A Boogie Wit Da Hoodieより「Hoodie SZN」です。
余談ですが、このアルバムは私が2019年にマレーシアへ遊びに行った際に、現地の学生から激推しされたアルバムでかなり印象に残っているアルバムです。
このアルバムは、A Boogie Wit Da Hoodieが持つメロディックなフローとエモーショナルでどこか残酷なリリックを武器にHIPHOPとR&Bを融合させたようなスタイルが特徴的なアルバムです。
その頃は一斉を風靡していたTekashiこと6ix9ineや、Juice WRLD、Young Thug、そしてNAVなどのサウンドクラウド系ラッパーが客演に入りA Boogie Wit Da Hoodieの渋い声が作りだす重い印象の楽曲にマッチしています。
ビルボードではこのアルバムはヒットチャート1位を獲得し、デビューアルバムから人気が継続していたA Boogie Wit Da Hoodieの傑作ということで「XXL Freshman2017に出ていたあいつがまたやってくれたよ!」とさらに一目置かれる存在となり、Mustardのアルバム内の楽曲「Baguettes in the face」のフローでマニアを確信させました。
最近は比較的おとなしめのA Boogie Wit Da Hoodieですが、私はもう一花咲かせてくれると確信をしています!そんな期待を込めておすすめレコード10選にノミネート!!!

おすすめの曲は代表曲の「Look Back at It」と言いたいところですが、昔のマレーシアの友人がおすすめしてくれた「Need a Best Friend」にさせていただきます!
まさにエモラップ(涙)
8. Scorpion | Drake – ドレイク
どんなアルバム?
続いてご紹介するのは、こちらも2018年を代表する名アルバムであるDrakeの「Scorpion」です。
おいおいKendrickを紹介しろよ!という方の方が現状多そうな雰囲気ではありますが、Kendrick LamarとDrakeのビーフにおいて、Kendrick派についている方にこそ聞いてほしいアルバムです。
USでは前述したように1990年代の東西の対立から始まり、2000年代中盤の2000Cent VS Kanye Westのビーフ、2010年代のDrake VS Kanye、Drake VS Pusha T、Drake VS XXXTENTACION、そして現在起こっているDrake VS Kendrickのビーフがあったりとやたらと対立関係を作りたい雰囲気があると感じています。
そんな数あるビーフは弱い敵を相手にすることは決してなく、その年の人気なアーティストが標的にされるんですよね。そういうビーフの文化の中でも常に標的にされ最前線で活躍し続けているのがこのDrakeという男なのです。
結局はみんなDrakeの音楽が大好きなんです。
さて、ビーフの話はさておき、最前線で最高の音楽を届けてきたDrakeという男の最大傑作であるこちらのアルバム「Scorpion」の説明をしますと、洋楽というよりは音楽のジャンルの全てを網羅できるような非常にボリューミーで内容が濃すぎるアルバムとなっております。
CDも二部作となっており、ディスク1ではラップを中心に、ディスク2ではR&Bを中心とした音楽作りが特徴となっていて、Drakeの様々な顔の存在が楽しめるアルバムとなっています。
このアルバムの代表曲ともされる「God’s Plan」は2018年全体のビルビードHot100の1位に降臨していて、その他の楽曲も「Nonstop」「Emotionless」「NIce For What」「In My Feeling」などといった他のアーティストだったらそのアルバムの代表曲になるような名曲がバンバン出てくる驚異的なアルバムです。
現在のストリーミングにおいて間違いなくKendrickの方が勢いがあります。しかし、音楽自体を批判するなら、批判をする前に少しだけDrakeの曲も聞いてみて、それでも気に入らなかったらDrakeの音楽を叩いてください。というメッセージも込めて今回のおすすめレコード10選にノミネートです!

おすすめの曲は「Nice For What」です!
Faboのポーズを曲に合わせていつもしてしまいます。。。
9. The New Abnormal | The Strokes – ザ・ストロークス
どんなアルバム?
続いてご紹介するのは、前回紹介したThe Strokesの名アルバム「Is This It」を超えるほどの勢いを誇るアルバム「The New Abnormal」です。
The Strokesは2000年代を代表するロックバンドとして有名ですよね。しかし、このアルバムのリリースは2020年なのです。
このアルバムは1980年代の起源的なロック音楽を聴き育ったニューヨーク生まれの都会少年たちが大人になり、その若い頃の荒削りでもフレッシュな音楽性を磨き上げ、そのまま現代に放り込んだ懐かしいけど、新しいサウンドが特徴的なアルバムです。
2000年代に一回は聞いたけど、なにかが新しいこのアルバムはグラミー賞の「ロック・アルバム賞」も獲得し、昔のファンから現代の若者まで全員が楽しめる、とにかく楽しいアルバムです。
代表曲のThe Adult Are Talkingは俺たちのThe Strokesが帰ってきた!とリスナーは感じたのではないでしょうか。
現代に昔の音楽を新鮮な状態で聞けるというのはとても不思議な気分になりますよね。
そんなアルバムをぜひレコードで聞いて、音楽の歴史をタイムスリップしたような気分を感じてみてください!飛びますよ。

おすすめの曲はやはりイントロの「The Adults Are Talking」です。
新鮮だけど、懐かしい音楽!!!
10. Harry’s House | Harry Styles – ハリー・スタイルズ
どんなアルバム?
いよいよ最後の紹介になってしまいました。
そんな最後を飾るのは俺たち私たちのハリースタイルズより「Harry’s House」です!
ハリー・スタイルズは、もともとワンダイレクションのメンバーでもあることは有名ですが、そんなハリー・スタイルズの3作目のスタジオアルバムであるこちらのアルバムは、グラミー賞の年間最優秀アルバムはもちろんのこと様々なSNSで現代の若者にブッ刺さった名曲です。
アルバムは、どこかに70’s感じさせるようなサウンドを元にし、現代のシンセポップや、R&B、ジャズ、シティポップの要素をミックス。
アルバム全体として、ハリー・スタイルズの音楽性の広さと、いままで飽和していたはずの音楽に切り込む新たな音楽を楽しむことができます。
日本人の私たちがこんなにこのアルバムである「Harry’s House」を楽しめるのは、このアルバムの由来が細野晴臣氏のアルバム「HOSONO HOUSE」があるからではないのでしょうか。
そんな日本の温かみも感じることができるこのアルバムは今後の音楽の歴史においても伝説的な名盤として取り扱われることは間違いなしです!ぜひチェックしてみてくださいね。

おすすめの曲は「As It Was」です。
歌詞も音楽もふわふわした雰囲気でMVのように回るレコードで絶対に聴きたい名曲です!
終わりに
最後までご覧いただき本当にありがとうございました。
今回ご紹介ができなかった名盤のアルバムは山のようにありますので、ぜひお近くのレコードショップに立ち寄ってレトロな雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?
また、あなたが最近購入したおすすめしたいレコードは何がありますか?
コメント欄からでも良いのでこっそり教えてくださいね。
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