はじめに
こんにちは、東京りりっくのうさま(@TokyolyricUsama)です。
本日は、今日Kendrick Lamar(ケンドリック•ラマー)からリリースされた新アルバムである「GNX」から”luther(ルーサー)”を和訳していきます。
かつてKendrick Lamarは自身のアルバム「To pimp A Butterfly」の曲 “Arlight”や”For Sale?”で、お金など、契約書に対する誘惑などを堕天使ルシファーに重ねたLucyと呼びました。
今回の曲では、自分自身を音楽によって光をもたらすルシファー(Luficer)として、それを人間の様な愛称で呼ぶ、Lutherであると述べています。
また、曲名の”luther”はサンプリング元のフューチャーリングに参加をしているR&Bのレジェンド的な存在であるLuther Vandross(ルーサー・ヴァンドロス)にも掛かっているとも取れますね。
サンプリング元はCheryl Lynn(シェリル・リン)とLuther Vandross(ルーサー・ヴァンドロス)より”If This World Were Mine“という曲です!
↓本家の音源はこちらから再生できます!
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和訳
If this world were mine
もしこの世界が私のものだったら
Hey, Roman numeral seven, bae, drop it like it’s hot
ローマ数字の7だ、成し遂げよう
(VII: また聖書の中では7は完全や完成を表していて、ケンドリックが全てを完成させたことを表しているか)
If this world was mine, I’d take your dreams and make ‘em multiply
この世界が僕のものだったら、君の夢を倍増させるよ
If this world was mine, I’d take your enemies in front of God
もしこの世が僕のものなら、君の敵に神の裁きを与えるよ
Introduce ‘em to that light, hit them strictly with that fire
光を見して、最高のフローを決める
Fah-fah, fah-fah-fah, fah-fah, fah
Hey, Roman numeral seven, bae, drop it like it’s hot
ローマ数字の7だ、成し遂げよう
If this world was mine, I’d take your dreams and make ‘em multiply
この世界が僕のものだったら、君の夢を倍増させるよ
If this world was mine, I’d take your enemies in front of God
もしこの世が僕のものなら、君の敵に神の裁きを与えるよ
Introduce ‘em to that light, hit them strictly with that fire
光を見して、炎で叩くんだ
It’s a vibe, do your dance, let ‘em watch
いい感じだ、踊って見せつけよう
She a fan, he a flop, they just wanna kumbaya, nah
女はクソ野郎だし、Drakeは失敗作、あいつらはゴマスリをしたいだけ
(She a fan, he a flop: Kendrickの名曲”Not Like Us”にはDrakeに対して”He a fan”といいディスを飛ばしている。)
(fan: ここでの”fan”とはクソ野郎の黒人に対するディスで使われる”fan”であるか)
In this world, concrete flowers grow
この世界は、コンクリートに咲く花の様
Heartache, she only doin’ what she know
心の痛み、彼女は知っていることをしているだけ
Weekends, get it poppin’ on the low
週末は、低空飛行で盛り上がろう
Better days comin’ for sure
より良い日が必ずやってくる
If this world were—
もしこの世界が…
If it was up to me
もし私次第なら
I wouldn’t give these nobodies no sympathy
私は無名な連中には同情はしない
I’d take away the pain, I’d give you everything
痛みを取り除いて、君にすべてを与えるよ
I just wanna see you win, wanna see
君が勝つのを見たいんだ
If this world were mine
もしこの世界が私のものだったら
It go in (When you), out (Ride it), do it real slow (Slide)
ゆっくりと入って出して(君が滑らかに乗るんだ)
Baby, you a star, strike, pose
君はスターなんだ、ポーズをしてよ
When I’m (When you), with you (With me), everything goes (Slow)
あなたといればすべてがうまくいく(君といればゆっくりと)
Come and (Put that), put that (On my), on my (Titi), soul (Soul)
そばに寄って親密に(僕の心も)
Rari (Red), crown (Stack), wrist (Stay), froze (Really)
フェラーリ、数々のトロフィー、腕にはダイヤの様な高級時計(本当よ)
Drip (Tell me), pound (If you), on the way home (Love me)
去る時にはジュエリーが積み重なる(愛しているなら僕に伝えてくれ)
In this world, concrete flowers grow
この世界は、コンクリートに咲く花の様
Heartache, she only doin’ what she know
心の痛み、彼女は知っていることをしているだけ
Weekends, get it poppin’ on the low
週末は、低空飛行で盛り上がろう
Better days comin’ for sure
より良い日が必ずやってくる
If this world were mine
もしこの世界が僕のものだったら
If it was up to me
もし私次第なら
I wouldn’t give these nobodies no sympathy
私は無名な連中には同情はしない
I’d take away the pain, I’d give you everything
痛みを取り除いて、君にすべてを与えるよ
I just wanna see you win, wanna see
君が勝つのを見たいんだ
If this world were—
もしこの世界が…
I can’t lie
嘘はつけない
I trust you, I love you, I won’t waste your time
僕は君を信頼し、君を愛し、君の時間を無駄にしない
I turn it off just so I can turn you on
君のスイッチを入れるために、僕のスイッチを切るんだ
I’ma make you say it loud
大きな声で言わせてやる
I’m not even trippin’, I won’t stress you out
メンヘラにもならないし、君にストレスも与えないよ
I might even settle down for you, I’ma show you I’m a pro
君のために落ち着くこともできるかもしれない、プロってところを見せてあげる
I’ma take my take my time and turn it off
ゆっくり時間をかけて、スイッチを切るよ
Just so I can turn you on, baby
君のスイッチを入れたいんだ
Weekends, get it poppin’ on the low
週末は、低空飛行で盛り上がろう
Better days comin’ for sure
より良い日が必ずやってくる
I know you’re comin’ for
君が来るのは分かっている
Better days
より良い日々
If this world were mine
もしこの世界が私のものだったら
終わりに
私のこの和訳が、なんとYouTubeに無断転載されている動画を発見してしまいました…。
悔しい気持ちはありますが、動画自体が私の和訳をそのまま使っているため、参考としてここに載せておきます(苦笑)。
正直、「ちょっとこれはどうなの?」と思う部分もあるのですが、逆にこういうケースがどう扱われるべきなのか、洋楽好きの皆さんの意見も聞いてみたいです。
無断転載は、私たちクリエイターにとってかなり頭を悩ませる問題ですね。とはいえ、皆さんにも「そんな動画があるんだ」と知っていただければと思い、あえて掲載しています。どうぞ温かい目でご覧ください…。
実は、この曲がリリースされた直後に和訳を投稿したのですが、その和訳がなんとこんな形で動画に使われてしまうとは…。
リリースから2時間で頑張った甲斐が…と思いたいですが、複雑な気持ちです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
歌詞の使用について
こちらの記事に使用された歌詞(イタリック文字太字)はWebサイトの「genius.com」から引用を行なっています。
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